先生が確認した後、 「……残念ですが。」 親父さんは、複雑な表情を浮かべ、 お母さんは、かおりにすがりつくようにして泣いていた。 俺は、こんな場所に居て良かったのか? 今日、俺が来なかったら、かおりの心臓は止まらなかったんじゃないか? 今日、俺がこの手紙を受け取らなかったら、まだ、かおりは……。 畜生……。 俺は、無力だった。 ・:*:・゚'†。・:*:・゚'・:*†:';・。*;'