そんな竹下を若林達が必死で庇い、お金が必要で、身体を傷つけてまで学校に通おうとしていた竹下


竹下は理恵とは違う…


竹下を利用したワケではないが、結果的にはそういう形になっていたのかもしれない


理恵と別れて、寂しかった俺は、竹下との秘密を持つことに、楽しみ、スリル、快感を覚えていた


そして、気が付けば自然に竹下を目で追う俺がいた


それは、教師と生徒だと、頭の中で言い聞かせても、消えない感情だったんだ


俺…竹下を…?


竹下は俺を先生としてしか見ていない


叶わない恋は


しない方がいい───…





───────……