「あ、あのさ、マナミ……さっきのアナログ放送見た?」


アキヒコは恐る恐る聞いた。


「アナログ放送?家はとっくに地デジだよ!アキヒコも知ってんじゃん。てか、私たちの周りでアキヒコぐらいだよ!アナログ放送にこだわってテレビ変えてないの」


「そうか、そうだよな……。見なきゃ良かった」


「え?何?意味が分かんないよアキヒコ!それに、いい加減開けてよ!」


………。


ガチャ


………。


カチャ!


アキヒコはゆっくりドアを開けた。