そこまで言いきると彼女の身体からふっと力が抜けた。
もう自然に動いていた。
ひらりと彼女のいる壇上へと上り
倒れる彼女の身体を受け止める。
「あお……」
虚ろな瞳がオレを捕える。
真っ赤になった頬に触れると
その熱の高さに苦い笑みがこぼれる。
どこまで根性据わってんだか。
「よくやったよ、おまえ」
トロンとした瞳。
愛しい愛しい女の甘い瞳。
熱で辛いだろうに
オレの中ではもうすぐにでもどうにかしたいくらいに
愛しさで溢れてたまらなくなる。
「根性見せすぎだ。
そんなことされたらめちゃくちゃにしたくなるよ」
不謹慎だけど。
男の本音です。



