ズルくてもいいさ。
なんだっていいさ。
陽菜子がオレのモノになるのなら。
オレはどんな汚い手を使おうが
罵られようが
どうだっていい。
そう思えるほどにはあいつが好きだし
そう思えるくらいにあいつに惚れこんでもいる。
どうしてそこまで想えるのか?
それは神のみぞ知るとしか言いようがないんだが
世の中
一人に一人は必ずそういう相手がいるもんじゃないのかねぇと
ロマンチックにもそうやって信じてみたいオレ一人。
「次はお待ちかね!!
2-A、松永・大霜ペアですっ!!」
アナウンスが妙に力入れて紹介してくれるから、会場中に熱気と歓声があがる。
やーれやれ。
この場を
この状況を
あのお子様たちはどう乗り切るのかねぇ。



