体育館の袖からちょっとだけ顔を出す。
キレイなピンクのふわっふわなドレスを着て
髪の毛アップにした陽菜子ちゃん発見―!!
とか言っている場合じゃないわな。
いや、カワイイ。
ほんと、丸かじりしたくなるほどカワイイ。
「なぁ、やめよう。
保健室行こう。
オレ、大霜の身体の方が心配だ」
修羅場って言うからなんだかなと思えば
気付くなよ、このタイミングで。
バカ坊主!!
「無理。
だって、次、私たちの番だもん。
大ジョブだもん……デキルって」
あらら、陽菜子ちゃん。
残念過ぎるくらい頭ぶっ飛んでるっぽいねぇ。
言葉がちょっとオカシイよっと。
でも、まぁ、なーんでそんなに頑張りたいのかねぇ。
告白したいのか?
オレに?
自意識過剰?
いやいや、確定でしょ。
それくらいは今までの中で『ラブトラップ』しかけてきたつもり。



