だからやと思う。 あんなに。 こんなに動揺したんは。 「……………え……」 な…なんや……これ。 嘘…やろ…。 まさか…っ。 まさか…!! 「彗蓮?どうしたんだい?」 「…オトン……。あんな…正直に答えてぇな……」 「ん?」 「…これ……なんや…!?」 そこには。 その真っ白な封筒に入っていたのは。 一枚の写真。 オトンと女の人が腕を組んで店から出てきた瞬間が写されていた。