「アホ二人はほっておいてええから。会長、手洗ってちょっとリビングで待っててえな。すぐ夕飯の準備するさかい」 「うん。…て、彗蓮が作んの?」 「そうやけど?」 昔からオカン仕事終わるの遅かったさかい。 家事はほとんどあたしがしてたからな。 生活が変わった今でも料理だけはあたしの役目やねん。 「そうなんだ。台所破壊しないように気をつけ…」 バゴンッ!! 本日2回目のカバン落下。 ええから大人しく待ってろや。 要らん口叩かんでええねん。