「ん?彗蓮?何してんの?」
それはこっちが聞いてるやろ!!
あんた掃除当番やなかったんかい!!
「うん。意外に早く終わったからね。この辺ブラブラしてた。で、なんかこの家デカいなーて思ってさ」
デカい、か。
実はこのバカデカい家、あたしの家やねん。
ウチのバカおとんが後先考えずテンションで建てた家やねん。
アホやろ。
ウチ3人家族やのに部屋の数ハンパなくあるしな。
「そうなんだ。小梅の家に似てるね」
小梅?
あぁ、有名一年生の小梅ちゃんか。
てかあの子はホンマもんのお嬢様やろ。
綾小路財閥のご令嬢なんやから。
「彗蓮だって社長令嬢じゃん。そうは見えないけど。…中谷建設だっけ?彗蓮のお父さんの会社」
そうやけど…。
あんたはいちいち一言余計や!!
ったく…。


