オカンとの思い出が薄れていくのを感じて。




それを忘れたくなくて。








「待ってても…むかえにこねーなら俺が会いにいこうって思ったんだ。
居場所は…死んだって言ってたから。園長も知らねーって言ってたけど、探せばきっと!」



「ムリや」



「な…っ!!」



「創士、オカンにはもう絶対に会えへんねん。それが〝死んだ〟ってことや」








7歳の子どもが受け止めるにはとてつもなく重い事実。





せやけど、受け入れなければならないのも事実や。







園長とやらも、きっと、創士は子どもやからどっかかしら濁してしゃべったんやろな…。