とっておきの唄




遥かに違う地面を踏んだ私。


思い出になった綺麗な学校へ振り返ると、いつでも帰ってきていいのだと私に教えてくれた。



ありがとう。みんなにありがとう。






――――カシャッ


涙のあとの爽やかな笑顔にカメラのシャッターがきられる。


三年間ともに過ごした仲間たちと喜び合い、学校と一緒に思い出を刻んでゆく


もう私、ちゃんと笑ってる


美しい光を浴びて、少し大人になった私たちは思い出を心にしまった


とっておきの笑顔なんだよ


-とっておきの唄 end-