エリザベスと天使は手をつないで歩き始めました。

「君はどうして先頭近くまで来たんだい?」

本当は最後尾付近にいなくてはいけないエリザベス。

天使は疑問に思いました。

「えんまさまに、帰り方を聞きたくてあそこまで走ったの」

「帰り方?」

「ダディとマミーはあたしが、いなくて泣いてるの。2人を泣かしたくないの。だからまた2人から生まれたいの。」

「あぁ、だから《帰り方》なんだね。」