クスクスとまた天使は笑いました。

エリザベスはぷくぅと両頬を膨らまして、不機嫌顔になってしまいました。

「ごめんね。死者が閻魔に何かをしたいなんて初めて聞いたからさ。おわびにチョコのお菓子のところにまで案内して上げるよ?」

ね?と天使はウィンクしました。

「ありがとう天使様!」

エリザベスは嬉しくなって天使様に飛びつきました。