ああ、けど・・・・・・



食いてぇー・・・・・・!



「悪いんだけど、
彼女いるから・・・・・・」




チョコレートを凝視しながら俺は断った。




「もらってくれるだけでいいんだ。もったいないし」




ああ、たしかに。




チョコレートに、罪はない。




食ってしまいたい。



俺は、たえきれず
チョコレートから顔をそらし雲のちらほらとする青い空を見上げた。




チョコレートを見ないようにしながら、苦しい言葉がでる。







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