「楽しかった~!」
みんなが戻ってきたのは夕方。
みんな大阪には卒業旅行も兼ねてきているらしい。
二泊三日の予定だ。
私が住む家はあまり広くないので、私もこの二泊はみんなと一緒にホテルに泊まることにしていた。
「なんか、のどかわいたから飲み物買ってくるね!」
光と直ちゃんにそう断って自販機へ向かう。
広間を通り過ぎる時に、ある人物がいることに気付く。
「徹平。」
「ん?あぁ、優姫か……。どした?」
まだ、私の心は徹平と話しをするだけでドキドキするんだ。
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