「あ〜あ…司馬チャン、もう行くんだよね」


「仕事?」


「行かないでって言って部屋の鍵閉めたら、ずっとここに居てくれる?」


「そ…それはちょっと」


「分かってるよ。ちょっと言ってみただけ。じゃ行く前に…もう一回キスして」


「ええっ」


「してくれないの?いいよ。じゃ私、司馬チャンと別れる」


「えっああ…分かったよ」



軽くキスをして
司馬は病室を出て行く。

一方の久美子は
幸せな顔をしていた。




7話終わり