「信じらんない。じゃマシャは、どのぐらい貰ってんの?」


「秘密」


「え〜いいじゃん。教えてくれたって…誰にも言わないから」


「じゃ特別な……実は――――」



耳打ちで教えられた久美子は余りに凄い額で言葉にならなかった。



「えっえっえ〜!?」


「誰にも言うなよ」


「うん。ドクターって儲かるんだね。私もなろうかな」


「無理無理」


「ならドクターの奥さんになる事なら出来るかもね」


「それはどうかな」