――『…な、何か音楽でもかける?』



二人とも黙りこんでしまってこの空気が痛い―――



「いや、このままで良い。」



『え?』



―――「…何も流さなくて良い。」



『分かった。』



慎は静かなのが好き。



一緒に――



―――雷龍のメンバーとして過ごして来て分かったこと。



~♪~♪



携帯の着信音が鳴り響いた――