気づいた時にはあたしは そいつの腕を掴んでいた。 「やめろよ」 そいつはメガネ男からあたしに 目を向けニヤッと笑うと メガネ男の胸倉から手を離した。 メガネ男は泣きそうになりながら 走ってその場から逃げて行った。