「ハァ…ハァ……」


走り続けて一時間半。

やっとついた…

そこにはポツンと家が建っていた。



俺は恐る恐るインターホンを押した。

ピーンポーン ピーンポーン

――…

このわずか数分が俺の心臓を速める。

まだか…