あの金髪ヤローぜってぇ許せねぇ… あたしは苛立ちを抑えきれずにいた。 ―ガチャッ― !!! あたしはまたあの金髪ヤローだと思い身構えていた。 でも見えて来たのは銀の髪。 あたしは金髪ヤローと仲が良い銀髪も心底嫌っていた。 「次はあんたかよ」 「そんなに怖い顔しないでよ!俺は雷とは違うから!」 腕を組ながら陽気な声でそう言うこの男は何をしに来たんだろう。 ニコッと笑うとかわいらしいやいばが顔を出した。