「凜~??早くしてよ~…」


『ごめん。ちょっとまって…』


立花 凜。
高校3年生の私は
幼なじみの沙羅と
受験に向けての勉強。

今日は沙羅の家に泊まって
一緒に勉強するんだ。


♪~

「『Σ…』」

『…は、はい』

《あ、もしもし☆
お母さんだけど》

『なんだ…』

《迷惑かけないように
するんだよ??》

『はあい…』


ピッ


『お母さんだった』

「あ…(笑)そっかそっか」


『私…未だに恐怖なんだよね。
携帯』

「私も…解約しようか考えたり
したこともあってさ」

『携帯変えても…ね(苦笑)』

「(苦笑)か、帰ろっか」

『そうだね』




2年前の事。

絶対に忘れてはいけない

いや、忘れられないんだ


歩、拓磨、健人、
恵、羅夢、華、

6人の分まで沙羅と精一杯
生きるからね。