健:昨日はごめん。 ――キノウハゴメン―― その一言で昨日の記憶がよみがえる。 ごめんって何なのよ。 そんな事を考えていたら、健がまた口を開いた。 健:昨日、美鈴が言っていた事、全部嘘だから。 健が、申し訳なさそうに言う。 でも、キスはしていた。 莉子:でも、キス。。。してたじゃん。 健は少し戸惑った顔をした。 あれは見間違えなんかじゃない。 この目で見たんだ。 健:あれは、美鈴からだよ。