あのとき、リンが懇願しなければ、隣の男の様に組み敷いていたのだろうか。 もう俺はアイツは生徒として見ていないことに気づかされた。しかも、性の対象内ともしている。 『リンのこと、好き……なんだ、俺。』 好き、って感情がわからない。でもこれがそうなのかもしれない。 性別も、年齢も関係ない。 ただ、自分だけを見て欲しいという感情を。