キミ色に染められて


俺はとっさに振り返った。


「……せんせ…」


え…今なんて……
先生……だとぉぉぉお!!


今まで【キミ】とか【アナタ】だったのに!


すると…


ムニュ。


なにこの柔らかい感触…心なしか背中が熱い。熱い吐息も聞こえる。


もしかして…
もしかすると、この柔らかいものは、小ぶりだけど形のいい…あれですか?


ショーツ姿のリンが再び目に浮かんだ。


俺…抱きつかれてる?


後ろは確か…ベッドで…