キミ色に染められて


ドアに背を向けて大きめのタオルで頭をガシガシ拭いていて、こちらに気づいてはいない。


足元には先ほど、リンが着ていたものが無造作に置かれていて、さらには可愛らしいリボンとフリルがついている黄色ブラジャーも。


下着…ショーツというものだろう。可愛らしいリボンとフリルがついていてブラジャーと対になるものをリンがはいている。


ということは…


ギシリと床が軋んだ。


「ん?」


リンはタオルを肩にかけ、180度体を回転させた。