ああ…だから、か…。 『ごめん…』 でも俺は忘れて欲しいわけじゃない。 俺は―――― リンにどうして欲しいんだ? キスして欲しい? 付き合って欲しい? 「ん? なんか変だよ?喋りなよ。」 『俺じゃ………』 リンが顔を覗き込んでくる。 『俺だったら、お前の…その……不安を取り除けない…かな…?』