Love Forever

ドンッ―――。

潤が近くにあった椅子を蹴った。

「お前ら、いいかげんにしろ。
 誰がこいつらのこと嫌いだって?
 俺らは好きでこいつらといるんだよ!!
 あぁ、担任にチクッたのお前らか」

潤の機嫌が悪い声がした。

「チクッたことは知らない。
 でも実際お前達が巻き込まれたのは
 事実なんだろ?」

ある男子生徒が食ってかかってきた。

「だから―――」

「はっ。とぼけてんじゃねーよ。
 じゃぁ、お前ら以外に誰がいんだよ」

樹君が答えるのと同時に、
潤はそう言いながら、
その生徒に殴りかかろうとした。

「ちょ・・・潤!それはマズイ!!」

ただでさえ、外出禁止なのに、
今殴ったりなんかしたら・・・。

あたしは止めに入ろうと思って、
2人の間に入った。

その瞬間___。

ゴッ―――。


鈍い音がした。