「優ちゃん・・・好き」 中2の雪が降ってたあの日、 いつもみたいに2人で帰ってる時だった。 「えっ・・・」 優ちゃんは少し困っているような 声だった。 好きな人ぐらいいるよね・・・。 「・・・ごめん」 やっぱり・・・。 「ううん。いーの。気にしないで じゃあね」 そう言ってあたしはさっさと 家に入った。 今にも泣きそうだったから。