Love Forever

しばらくして、優ちゃんの手が離れたから
あたしも手を離した。

「ごめんな。いつもいつも・・・」

「そんなことな・・・」

「亜月、亜月は今幸せ?」

あたしの言葉を遮って言う。

「えっ・・・うん。幸せだよ」

「・・・そっか。ならいいんだ」


・・・あたしは理解できなかった。


いきなり質問して、納得して・・・。


「俺は亜月の幸せを奪いたいわけじゃない。
 だから、今亜月が幸せならそれでいい。

 あ、でももしあいつが亜月のこと
 泣かせたりでもしたなら・・・、
 俺がさらいに行くからな」


そう言った優ちゃんの顔は・・・

笑っていて・・・輝いてるようだった。