―――・・・。
――――・・・。
外は真っ暗。
それに、ここはちょっと山で、
木々が立ち並んでいるからなおさら暗い。
・・・ダメだ。
すでに怖い・・・。
今から行くのに・・・・・。
彩ちゃんにしっかりしがみついてなきゃ、
立ってられない。
「おーい。みんないるかー?」
先生が大きな声で叫ぶ。
「よしっ。じゃあ出発だ。
ルールは簡単。
こっから行って一番上にある神社にある
紙をとってくればいい。
その紙、途中で絶対見んなよー。
男女ペアだ。誰でもいいぞ~」
先生はニコニコしてる。
女子はキャーとか、名前を呼んで相手を探してる。
あたしは、潤と行こッ。
「ねぇ、潤・・・」
「潤君ー。一緒に行かない?」
えっ・・・!!
ひとりの女子が潤に声をかけてきた。
潤・・・何て答えるの・・・?

