なんだかんだでジグザグも終わると、顧問の先生がやってきた。 通称ハリセン。 本名は張山 恵介で、直接関わったことはないが、集会とかでよく見かける先生だった。 「じゃあ四年生は先生のトコ集まって〜。」 キャプテンが言うと、四年生のみんなはハリセンのほうに走っていった。 もちろんうちとユカリもついていくと、五、六年生はボールを投げあっていた。