「う〜ん、確かに。正解!!」 徹司は自信満々に右手の親指を立てて俺に見せつけた。 「彼女に心配されないように、ほどほどにしろよ?」 「和彦、親父みたいだな」 「えっ!?」 俺、まだ大学生なんだけど… 「いや、性格が、だぞ?心配性というか…。なんだかんだ言って、香織ちゃんの保護者もやってんじゃん」 「…放っとけよ」 徹司の親父に、香織の保護者…って。 俺、なんなんだろうな。