なんで、そんなこと…? キャバクラも夜の危ない世界であることに変わりはないだろう。 だから、なのか? だから、いとも簡単に初対面の男とも身体を重ねられるのか…? こんなことしても、自分の心と身体が傷つくだけだろ? 香織はそんな簡単なこと、気付いてないのか…? 瞬間的に、『守らなきゃ』と思った。 助けなければならない、と――。