「・・・れん!夏恋!」
目を覚ますと麻那ちゃんがいた。
麻那ちゃんは溢れ出す涙をぬぐいながらあたしの手首に何かをはめた。
「リストバンドだよ。もうこれは取っちゃだめだからね。
あたしも涙をこぼした。
何をしたんだろう。
また迷惑をかけて。
あたしに死ねるわけが無いのに。
リスカで死ねるわけなんか・・・なかったのに。
「ごめんなさいっ・・・ごめんなさいっ」
あたしは麻那ちゃんに頭を深く下げた。
もうしない。
絶対にしない。
そう心に誓った。
麻那ちゃんはそれでも泣き続けていて泣き声が聞こえなくなることは無かった。
朝になり居間にいくと麻那ちゃんの置手紙があった。
夏恋へ
直接伝えられそうに無かったから手紙で伝えるね。
昨日の、夏恋がリスカしたときに美羽と遥の家が火事になったの。
原因はまだ分からないんだけどね。
美羽は意識不明の重態だけどもう長くない。
遥は、死んだ。
夏恋。もうお願いだから死のうとか思わないでね。
今病院にいるから夏恋も2人に会いたかったらきて。
麻那より
あたしは目を疑った。
火事?
美羽が重態?そんなわけないよ。・・・そうなの?
遥がしんだ・・・。遥が・・・死んだ?
そんな・・・。あたしっ。
「うわあああああああああああああっ!

