次々と女の子の名前を読み上げていく


「付き合いのいい明恵ちゃんまで、誘いに乗らない」

「いい機会だ。1人の子と真剣に交際してみたらどうだ?」


兄のまともな意見に、理生は答えることができない


「・・・大学、行ってくる」

「逃げたな」


逃げ去る理生に、忍は呆れながら笑った





特に用があるわけでもないのに、理生は大学へとやって来た


「理生じゃん。どうしたの??」

「暇。遊びに行こうよ」