「行きましょうか?」

「えっと・・・。意味がよく、分からないんですけど・・・」


唐突な店長の言葉に、バイトを終えた月子は困惑の声を発する


「待ってても、月子ちゃん行かないでしょ?」

「どこにですか?」

「作品展。行く気、ないでしょう?」


店長の言葉に、胸が痛い


「い、行きますよ・・・」

「今日が最終日なのよ。知ってた?」

「う・・・ッ」


反論できなくて、月子は顔を逸らしてしまう