新幹線のチケットを取り出して、忍は秘書に渡す 「車の準備は済んだのか?」 「はい。どうぞ、こちらへ」 秘書の後を追い、忍と月子は車へと向かった 「どうせなら、泊まってくればいいのに」 「お義母様・・・?」 珠子の言葉に、美登里は苦笑いをしながら2人を見送った 京都に行ったことはない 素直に楽しみと言えるが、あまり浮かれない方がいいと、自分に言い聞かせる