笑う理生に、真子は笑い返し 「つくらないだけでは?」 「いやいや、好きな子はいるよ?ちゃんとね」 「そうですか。うまくいくと、いいですね」 意味ありげに、真子は笑う その笑みに、理生は口元をおさえる 全てを見透かされているようで それでいて、ひらりとこちらの質問はかわす彼女 なかなかの曲者だと思う (周りが単純すぎるのかもしれないけど) しっとりと重い車内の空気に、理生はため息さえも忘れるほどに、運転に集中していた