「じゃあ、よろしくね♪」 ……母さん。 なんでそんなに軽いんだ。 突然、海外へ転勤することになった父さん。 父さん大好きな母さんは勿論…… 「私も行くわ♪」 そんな中、俺は勿論…… 「は?やだ。こっちに残る」 と返しましたとさ。 目の前で手を振る2人を見て、思わず溜息を吐く。 ガチャン 取り敢えず ……シャワーでも浴びよう。 黒に近い、焦げ茶色の短い髪を乾かしながら、俺は本日、2度目の溜息を吐く。 まぁ、しょうがないか…と思い、2階に上がり、自分の部屋で仕度を始めた。