「内臓が一つないぞうー。下まで行っちゃったみたいだね。」
階段の下まで内臓たちを拾いに行ったまま姿が見えない人。
そのタイミングが良すぎる声が聞こえて、ぎくり、と肩がこわばった。
(おやじギャグにつっこむ元気は今はないということにしておこう。)
「が、ガラス割っちゃいましたか!?」
「ばっちりと割れてるねぇ。ははは。」
「笑い事じゃないですよね!」
ヤキ未遂の次は、弁償か!!あわてて階段をかけ降りると、目に入ったのは見るも無惨な踊り場の窓。
今月のお小遣いの残額は確か…。
計算が進むにつれて、自然と下がる私の頭。
ぽん、と再び冷たい手が乗せられて顔を上げると、顔を覗き込む端正な顔。
モデルでもできるんじゃないかと思うような顔立ちが作りだす笑顔は眩しすぎて、思わず目をそらした。
けれども、次に発された言葉によって私は再び、その顔を思いっきり見ることになる。
「君、曽我美月さんだよね?」
「ひっ!なんですか、エスパーですか、あなた!」
「っく、話に聞いていた通りの子だね、君。俺は、睦月佑斗。名前位は知ってるかな、新入生なら。」
「げ。」
睦月佑斗…と言ったら現生徒会長じゃないか。
そんな生徒のトップに名前を覚えられるようなことをしでかした覚えは、一応、ない。
(いや、実際に今しでかしているけれど。)
「君の話を聞いたのは今日だけど。って言ったら、わかるかな。」
「あ、も、もしかして。」
特別保健委員会か!
と目をむくと、私の心の叫びが伝わったらしい。
睦月会長は、人の良さそうな微笑みを綺麗に浮かべてうなずいた。
階段の下まで内臓たちを拾いに行ったまま姿が見えない人。
そのタイミングが良すぎる声が聞こえて、ぎくり、と肩がこわばった。
(おやじギャグにつっこむ元気は今はないということにしておこう。)
「が、ガラス割っちゃいましたか!?」
「ばっちりと割れてるねぇ。ははは。」
「笑い事じゃないですよね!」
ヤキ未遂の次は、弁償か!!あわてて階段をかけ降りると、目に入ったのは見るも無惨な踊り場の窓。
今月のお小遣いの残額は確か…。
計算が進むにつれて、自然と下がる私の頭。
ぽん、と再び冷たい手が乗せられて顔を上げると、顔を覗き込む端正な顔。
モデルでもできるんじゃないかと思うような顔立ちが作りだす笑顔は眩しすぎて、思わず目をそらした。
けれども、次に発された言葉によって私は再び、その顔を思いっきり見ることになる。
「君、曽我美月さんだよね?」
「ひっ!なんですか、エスパーですか、あなた!」
「っく、話に聞いていた通りの子だね、君。俺は、睦月佑斗。名前位は知ってるかな、新入生なら。」
「げ。」
睦月佑斗…と言ったら現生徒会長じゃないか。
そんな生徒のトップに名前を覚えられるようなことをしでかした覚えは、一応、ない。
(いや、実際に今しでかしているけれど。)
「君の話を聞いたのは今日だけど。って言ったら、わかるかな。」
「あ、も、もしかして。」
特別保健委員会か!
と目をむくと、私の心の叫びが伝わったらしい。
睦月会長は、人の良さそうな微笑みを綺麗に浮かべてうなずいた。

