予想通り、千歳とほぼ同じ位置で並んで寝ていたことを改めて確認し、自分がさきほどまで腕を伸ばしていた位置に見当をつけて視線で辿る。
「ん?」
腕を伸ばした真正面。千早の胸のあたりに目を凝らして……千歳は違和感を感じた。横向きに寝ているために両腕に挟まれ圧迫されているその部分が、不自然に盛り上がっている。
いや。一言で不自然と言っても、それは前提あってこそのもの。
千歳ならば……ありえないという前提。
『まさか、な――』
とんでもないことに思い当たり、千歳の背中を嫌な汗が伝った。
『いやいや、ありえねえだろ?』
浮かび上がったその考えを否定するようにぶんぶんと激しく頭を横に振り、そして、もう一度そこに視線を戻す。だが、やはりそこに違和感は滞在したままだ。
しばらく茫然としていたが、気を取り直し視線を顔へと移す。千早の瞼は閉じられたまま、眠りから覚める気配もない。
ゴクリ。
生唾を飲み込み、おそるおそる……手を伸ばす。少しばかり過ぎった罪悪感を見てみぬふりして、あくまで確かめるためだと言い聞かせ、そっとそこに触れた。
むにゅ。

