4時限目の終わりを知らせる鐘が鳴り、昼休みになった。
教室は一気に賑やかになって、お弁当を広げる人や購買に向かう人がいる。
自分もお昼にしようとカバンを広げる。
しかし入ってなかったのだ、お弁当が。
「うそ、忘れてきちゃった」
遅刻しようが何しようがお弁当だけは必ず持ってきていたに……。
しかも財布もないし購買にも行けないじゃん。
少しだけイライラしていると、ポケットの携帯が震えた。
画面も確認しないで電話に出る。
「もしもし?」
『もしもし雛? 俺ー俺だけどさー』
「あ、違います。それでは」
『ちょっと待てぇ! 切るなよ!』
でなければよかった。
教室は一気に賑やかになって、お弁当を広げる人や購買に向かう人がいる。
自分もお昼にしようとカバンを広げる。
しかし入ってなかったのだ、お弁当が。
「うそ、忘れてきちゃった」
遅刻しようが何しようがお弁当だけは必ず持ってきていたに……。
しかも財布もないし購買にも行けないじゃん。
少しだけイライラしていると、ポケットの携帯が震えた。
画面も確認しないで電話に出る。
「もしもし?」
『もしもし雛? 俺ー俺だけどさー』
「あ、違います。それでは」
『ちょっと待てぇ! 切るなよ!』
でなければよかった。

