━バタン━
「戸締りしなきゃ…。」
「そんな事しても、無駄だぜ?」
えっ…?
この声、もしかして…
「それ、オートロックだから」
やっぱり…、エロ野郎。
「………。」
関わりたくない奴
になんで今遭遇すんの?
「おい、どこ行くんだよ?」
そう行って、あたしを引き留める
「が、学校に決まってるでしょ!」
だから、早くどっか
行ってよ…!
「一緒に行こーぜ♪」
はっ?!
そんなの…
「絶っ対にいや!!」
あたしは、そう言うと
ダッシュで逃げた。
「あ、おい…!」
…何!
なんなの、こいつ!
「おい、待てって!」
「…ついて来ないで!!」
本当に、いやっ!
なんで、ついて来んの?
何で、あたしばっかり…。
「あー、 翔馬だぁ!」
え、誰?
甘ったるい声が後ろに聞こえる
「…有紗、今はお前にかまってる暇じゃない!」
「え~、翔馬のクセに生意気だぞ。」
「あ、おい…!」
なぜか、エロ野郎が必死に阻止してるような声が聞こえる。
恐る恐る、足を止め後ろを振り返えった。