お兄ちゃん
になんて事を…!
「相変わらず、お前はキツイ事言うなー(笑)」
そう言って爽やかに笑う
お兄ちゃん
「それが、俺なんで。」
「そうだったなっ!」
そう言ってまた笑うお兄ちゃんは本当に心が広いんだなって改めて思った。
「じゃ、俺行ってくるわ」
「うん、行ってらっしゃい!」
「胡桃も気を付けて行くんだぞ?」
「子どもじゃないんだから大丈夫だよ」
お兄ちゃんたら、心配性なんだから
「そー言っても、俺は胡桃の保護者な訳だし心配すんのは当然なの!」
「なにそれ、分かった!気を付けるから行ってらっしゃい。」
お兄ちゃん、
なんか可愛い…
「おうよ!疾馬、胡桃をよろしくな」
「よろしくされる、覚えはないです。」
「たく…、お前は…。じゃ、行って来ます!」
「行ってらっしゃい」
そう言うと、急いだ感じで家を出たお兄ちゃん。
今思ったけど…
いい方がムカつくのは
兄弟揃って一緒だわ…
そう思っていると
視線があたしに映る
…な、なに