「そんなの、言われなくたって見たらわかるっ! あたしが言いたいのは、どうしてこんな事になってんのって話なのっ!!」
あたしは、我慢の限界が来て怒鳴りちらした。
「まぁ、そんなに怒らない♪怒らない♪」
…こ、このっ!のいろけヤロー!!
また、人をバカにしてっ!
「あのねぇっ…!!」
怒りが頂点にきたあたしは我が母に歩みよった。
「胡桃が、思っているよーな所じゃないわよ?」
そう言って、あたしの怒りを納めようとしているが…
「そう言う、問題じゃないっ!!」
いくら、我が母でもやって良いことと悪い事があるっ!
「あら、いいのからしらそんな事言って…」
…は?
「…それどういう意味?」
あたしは、一旦落ち着き我が母の話を待った。
そうしていると、我が母はニヤリッと不気味な笑みを浮かべた。
「言っとくけど、あたし達が旅行している間あんたに一切、お金なんて渡さいからね♪」
っなぁ…!!
「なっ、なにっ?! それ!!それが、親がする事なのっ?!」
あたしは、真っ赤になって怒鳴った。
「なんとども言いなさい。これは、決まった事なの分かってちょうだい…胡桃。」
突然、真剣な顔に変わったお母さんに怒りが段々と抑えられていった。
さっきまで、あんなにバカにしてるような言い方ばっかだったのに…
そんな、真剣な顔をされたら…
「…ッ、わっ分かった、よ…住めばいいんでしょ!住めば!!」
こうなったら、ヤケだっ!!
あたしは、やけになりながらそう言い捨てた。