そんな事…あるはずないっ!!





そんな事、あってたまるか〜っ!!




そう思いながら、自分の部屋のドアを勢いよく開けた。









…うそっ…でしょ…?





そこにあったのは、ガランッとしている自分の部屋。



そこにあるはずのものが全てなくなっていた。





あるのは、学校の制服とカバンと明日着るであろう服のみがちょこんっとあった…




ちょこんと…



ちょ、こん…と





「…なっ、なんじゃこりゃぁー!!」




あたしは、ワナワナっとしながら部屋に入り周りを見渡した。





「なんじゃって…、見たまんまよ♪」




ドア越しで、あたしを挑発するような言い方をする。(てか、もう挑発してるけど…)