"バシャッバシャッ…"

水溜まりだろうがお構い無しに走り抜け水しぶきを撒き散らす。

身体の表面は雨で冷えきってるんだが内側からめらめら熱い物がこみあげてくる。

ただ走るだけの箱根に幻滅しかけた時に突然現れた俺の応援団

ガキの頃からよく知ってるおっちゃん達が大人になった俺の為にわざわざ好きな事も我慢して駆けつけてくれた。

嬉しいじゃねぇか…

今まで散々世話になって…また世話になった。

これで恩返しってなるわけじゃないが一発かまして旨い酒飲ましちゃるのも悪かねぇよな