「おい流産っ!頑張れよ」

沿道から駅伝ファンらしき男の声援が聞こえた。

フン…てめえに言われるまでも無ぇ

それより…特別応援してる訳でもないくせに俺に声援を送って物分かりのいい駅伝ファンやってんじゃねぇよ

俺はイライラしながら沿道側を離れセンターライン側へ移動した。