「恭介のために砂糖も少なめにしたし、チョコレートだってビターにしたんだから!」 「加那が作ったのでも甘いのには変わりないだろ。だからそれを近づけるな」 高校から付き合っている彼氏、甘いものが大嫌いな恭介。 ベッドの上でゴロゴロと雑誌を読んでいる。 なんで甘いものが嫌いなのかは知らないけど、いっさい手を出さない。 今まで私が作ったお菓子類も一度も食べてくれたことはない。 今日だって生チョコケーキを作る時、甘くないように気をつけたのに恭介にとっては無駄だったらしい。